ナレーションの様々な発声法

  • ナレーションのための表情筋のトレーニング

    • 顔面の筋肉をあちこちつまんで、つねっていないのに痛かったとしたら、寝たきりになると筋肉が固くなるのと同じように、顔面の筋肉も使わなければ固くなるからです。

      ナレーションの表現者が「顔面寝たきり状態」になってしまってはいけませんので、毎日表情筋のトレーニングをしながら、指で表情筋をもんで柔らかくしておくとよいでしょう。

      舌先を上の歯の裏側につけて、そこからだんだん奥のほうに舌先を移動させていくようにします。



      上の歯を過ぎると歯ぐきになりますが、ザラザラした感触があります。そこを「硬口蓋」と言います。



      さらに奥へ移動していくと、いきなり急カーブになり。滑らかな感触が奥のほうまで続いていき、くすぐったい感じがします。その広いところが「軟口蓋」で、熱い牛乳などを飲むと皮がむけたりするところです。



      Nのハミングとは、英語の「n」のことで、日本語の「ん」ではありません。



      「ん」は舌が下にありますが、「n」は舌先が上につきます。



      下をつける場所は、硬口蓋と軟口蓋の境目がいいでしょう。この場所を「ニューヨーク」と呼ぶことにします。



      Nのハミングは、ニューヨークについている舌先の強さがポイントになります。強過ぎず弱過ぎず、ニューヨークにつけた舌先を左右に広げるようにすると、ナレーションでも、より柔らかい響きになりますが、舌先をニューヨークに押しつけ過ぎると、喉が締まって固い響きになってしまいます。「ナレーションで高い声を出したりすると喉が締まってしまう」という人は、舌滑筋や広頚筋が固くなっているためで、Nのハミングを習得すれば喉を締める癖は直ります。

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